神々の庭 of 有礒正八幡宮(有礒神社)- 公式ホームページ




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  • 御社殿「有礒造〜ありそづくり」拝殿:正面(国指定登録有形文化財)春秋の間:春桜の障子春秋の間:秋紅葉の障子神輿(高岡市指定文化財)石垣(築城様式)四魂燈台〜しこんとうだい随神像:左大臣随神像:右大臣御用水親子抱き合いの欅枝垂れ桜有礒神:棟方志功作石碑「らしく」御神鳥「かわせみ」
有礒正八幡宮_神々の庭_有礒造御社殿


北陸特有の気候風土に適し、日本海の荒波を表現したと言われる「八棟造」の御社殿は、当宮独特の神社建築にて、『有礒造』(ありそづくり)と称されます。
本殿は明治16年(1883)の御造営、幣殿並び拝殿は昭和10年(1935)の御造営で、いずれも国指定登録有形文化財に指定されています。

有礒正八幡宮_神々の庭_春桜の障子:塩崎逸陵筆春桜の障子:塩崎逸陵筆


拝殿両脇を飾る春秋を表現した日本画。日本画家:塩崎逸陵の作で、檜一枚板に春の桜、秋の紅葉が描かれています。

有礒正八幡宮_神々の庭_秋紅葉の障子:塩崎逸陵筆秋紅葉の障子:塩崎逸陵筆


昭和10年の社殿竣工にあわせて日本画家:塩崎逸陵より奉納されました。

有礒正八幡宮_神々の庭_神輿神輿


天明5年(1785)に奉納された神輿です。嘉永4年(1851)・平成13年に修復されました。天明年間の高岡金工技術の粋を集めた神輿には、当時の高岡職人の心意気、高い技術と優れた感性が伺えます。高岡市指定文化財

有礒正八幡宮_神々の庭_石垣:築城様式石垣:築城様式


有礒神社合祀の際、前田利長公より奉納されたと伝えられる石垣。高岡城への街道要所にあたる当宮に、高山右近が指示し、築城様式の石垣を築いたとされています。

有礒正八幡宮_神々の庭_四魂燈台四魂燈台


越の国の象徴とされる勾玉を台座脚に用い、本殿を模した造りの燈台。四魂とは、神々や人間の霊魂の中に存在する力で、荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)をあらわします。

有礒正八幡宮_神々の庭_親子抱き合いの欅御神木:親子抱き合いの欅


親木の傍らで芽吹いた子木が大きく成長し、親子で共に助け合うように立っていることから、江戸時代には親子抱合欅(おやこだきあいのけやき)として家内安泰の信仰を集めていました。今では、親木は枯木となりましたが、親木を包み守り立つ子木の姿に、親を思う子の情愛が感じられるとして、その信仰は続いております。

有礒正八幡宮_神々の庭_米治一_右大臣随神像:右大臣


当宮正面にある随神の右大臣」
大正10年の建立。設計は武田五一、原型は米治一によるものです。

有礒正八幡宮_神々の庭_米治一_左大臣随神像:左大臣


当宮正面にある随神の左大臣」
大正10年の建立。設計は武田五一、原型は米治一によるものです。

有礒正八幡宮_神々の庭_御用水御用水


明治42年、皇太子殿下(後の大正天皇様)が高岡に行啓遊ばされました。その折に高岡で一番おいしいとされた当宮の御神水が殿下に献上されました。以来、御用のお水『御用水』と呼ばれています。
また古くより、御用水を自宅の神棚にお供えし、沸かして薬を飲む薬湯としたり、体の悪いところを拭いて病気平癒を祈念するといった神水信仰も伝えられています。

有礒正八幡宮_神々の庭_御用水御用水


水鉢は自然石の八海石で、清冽な御神水を湛えています。祐気取り・お水取りのできる御神水として、遠方より多くの方がいらっしゃいます。

有礒正八幡宮_神々の庭_枝垂れ桜枝垂れ桜


春には美しい花が境内を彩ります。

掛け軸.jpg有礒神:棟方志功作


昭和25年頃、当宮逗留時に製作されたもの。仏様を描くことが多い棟方志功」が神様を描くことは非常に珍しく、大変貴重なものと言われています。

HP画像 038.jpg「らしく」の石碑


男は男らしく、女は女らしく、神主は神主らしく、社長は社長らしく、親は親らしく......。
先祖より伝えられる「らしさ」を追い求めるようにとの意味が込められていると言われます。

_MG_9043.jpg御神鳥:かわせみ


かわせみはその生態や神話伝承などから夫婦和合の象徴と伝えられています。当宮では結婚式における神器として「かわせみ」が登場します。

原型:塚原俊也

HP画像 008-01.jpg零戦:『報國 有礒八幡號』


昭和20年4月、氏子からの協賛金を元手にして、零式艦上戦闘機21型を4機、海軍省に献納しました。総費用は当時のお金で206,168円87銭でした。
献納の日、零戦4機が神社の上空を旋回し、境内に集まった人々が一斉に帽子や手を振り、零戦を見送りました。